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物理の学習にあたっての大原則・注意点HEADLINE

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★このページでは物理の学習に取り掛かるにあたってあらかじめ把握しておかなければならない大前提ともいえる重要事項を解説していきます。



★大原則1:問題の状況・設定を自力で正確に図示出来るようにすることが物理の学習の最重要課題である

※物理の学習に関しては、とにかく積極的に手を動かし問題の状況(条件)・設定を明確に図示することが最も力を注ぐべきポイントとなります。解答解説を眺めて理解して済ますだけでは、全く意味がありません。
しかしこの「状況の図示」という作業は単純に見えて非常に奥深く難しいものです。学習の初期段階では、いざ書いてみると本当に書けません。きちんと書けたつもりでも数か所見落としや不備が見つかるものです。そのような場合は解答にて正解の図を参照して、図示し損ねた箇所を正しく補正し、知識の不備についても理解・納得のうえで正さねばなりません。


★大原則2:問題の状況・設定の図示さえ出来れば、あとはそれを方程式として立式し解くだけの作業である

※方程式の立式方法およびその解き方については多少の訓練は必要ですが、前述の「図示」と比べればはるかに楽にマスター出来ます。
多くの受験生はこの【立式の手法・解き方】を理解し覚えることこそが物理の学習の最重要項目であると考えているようですが、これは学習指導要領の罠に嵌った大きな勘違いです。物理の学習の最重要項目は上記大原則1の通り【問題の状況・設定の正確な図示】をマスターすることにあります。
この点をしっかり把握していないと、いくら問題を解いても初見の問題(模試や入試問題)に対応できないという負の連鎖に必ず苦しむことになるので注意してください。