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慶應義塾大学対策慶應医合格への指針

慶應義塾大学医学部の出題傾向と対策

★入試データ
●前期試験配点
一次試験:500点【英語150点 数学150点 理科200点】
二次試験:小論文・面接(点数化はされないが合否判定において重視される)
※一次試験理科は物理・化学・生物より2科目選択

●合格者最低点(正規合格者の最低点)
2012年:271/500
2011年:000/500
2010年:000/500

●再受験・多浪差別
非常に厳しい:再受験生・多浪生共に排除傾向

●慶應大学医学部入試の特徴
一般試験のみの実施。理科三類をはじめとする関東近郊の国立大医学部受験生の併願校となっているため、要求される学力は極めて高くなっており、間違いなく私立最高峰ともいえます。ただし、正規合格に必要な学力についていえば、東大理三や京大医次ぐ難度とよく評されてはいますが実際はそこまで高くはありません。私の実感としては、神戸大学や京都府立医科に合格圏内の学力を持ち合わせていれば難なく正規合格できるといったところです。

★各科目の傾向分析と対策

●英語

●数学
【出題傾向・難易度】
試験時間:100分 問題構成:大問4題・各問2〜3の小問から成る
慶應大学医学部の数学は例年非常に難易度が高い出題セットとなってます。慶應大学数学攻略に最も必要な要素は学力ではなく、最大限の得点をとるための【戦略】です。
@大問によって難易度差が激しいため、問題の取捨選択を必ず行わなければならない
A第1問の小問集合は例年易しいため、原則的に真っ先に取り掛かること


頻出分野は頻度順に、「数V微積」・「数C曲線」・「場合の数確率」・「極限」などといったところです。
第1問は穴埋め形式の小問集合であり、やや易〜標準レベルの解きやすい問題ばかりとなっております。ここで点数を稼いでおかないと合格は非常に厳しくなります。穴埋め形式のため部分点が期待できないので、ケアレスミスは絶対にしないように細心の注意を払いましょう。
確率・場合の数分野は第2問に配置されることが多く、中でも確率漸化式が頻出です。年度によって難問である場合と標準レベルである場合と、両極端なので、柔軟に問題の取捨選択を行うことが肝要です。
第3問は数V微積が出題されることが多く、第2・4問と比べると若干取り組みやすい問題であることがしばしばです。
難度は全体的に高いのですが、

※10段階難易度評価:8
※合格に必要な最低ライン:85/150
※目標点:105/150

【慶應大学数学対策】
欲張って大問を全て完答しようとするのではなく、取れる部分を確実に取っていく戦略の方が高得点が取れます。一つの空欄が埋まらなくても、その後の空欄が独立問題で難なく解答可能である場合や、後半部の記述が前半の空欄を埋めるヒントとなっている場合などがあるため、問題全体を見渡す癖をつけるようにしましょう。